最短最適最高ルートを考える

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PUSHUPはとにかくスピードが重要視されます。いかにテンポよく、無駄な時間を排除して結果に対して最短でたどり着けるか。

しかし。ただ50m走の直線距離のタイムを縮めるだけがスピードじゃありません。

飲食店は障害物競走の、いわばチーム戦。優勝したくば、網をくぐりハードルを飛び越えパンを喰らい麻袋でジャンプして綱を渡り、他の選手を全力で応援し盛り上げ…これらをマルチに全て同時にオペレーションするイメージです。やばい。

スピードが基本。時間はお金。スピードが上がればお客様がより喜ぶサービスを提供するための時間が出来る。それが結果として売り上げにつながる。というのが、ウチの考え方です。

仕込みをスピード上げて最速で終わらそう!
良い心がけです。でも、最短で終わらすためには?

人間のスピードには限界があります。キッチンの大きさも資源も決まっている。最初から最後まで強火にしても料理は美味しく仕上がりません。
闇雲に早く手を動かして、野菜切って水に浸して水を切って次はトマトソース、玉ねぎ刻んで炒めて、あれもしなきゃ、これもしなきゃ…どんどん時間は過ぎていきます。

じゃあどうするか。

段取り次第で、早く・無駄なく・効率的に、美味しいものを仕込むことができます。

仕込みで時間がかかるのはトマトソース。玉ねぎをみじん切りに刻んで飴色になるまで炒めて、トマトと合わせて煮詰めて…

煮詰めている間、野菜の仕込み。食べやすい大きさに切ったら浸透圧でシャキッとさせるために水に浸けておく。水につけてる間にトマトの角切り。その時出たトマトの種や汁はトマトソースに入れられる。これで無駄なし!

コンロは3つあるからゆで卵も同時に火にかけておけば、もし相方が手が空いたら殻剥いて潰してもらえるな。きっと今やってる作業はあと数分で終わるから、その時に野菜の水切りも同時にやってもらおう。その間に賄いを作ろうか。

いや、今のところ予約ひと組しかないし週の中日で暇だろうから、オープン直前に玉ねぎを炒めていた方が香りが店の外に出て宣伝になるかも。それによってどれくらいお客さんが見込めるだろうか、そしたら順番を組み替えた方がいいかもな…

この、食材を仕込むという工程の中にスピード意識を中心に、鮮度、食材管理、広告の要素が入っているのはお分かりでしょうか。ただのルーティーンで決まった通りに体を早く動かして終わらすだけなのはナンセンス。より美味しいものを最高に美味しい状態で最速で提供するために、更にはその工程さえ魅力にするために、全てはお客様のハッピーのために!現場に応じて工夫するのがクリエイティビティ。

これらの段取りは、事前のイメージと情報によってのみ、形成することができます。
気温や客入りや素材の状態も、その場その場で状況や情報は変わるから、余裕を持って綿密にいくつものパターンを用意しておく。データを自分の中に蓄積して、共有する。

最短最適最高ルートとは、『良い』とされる結果・その状態を分解して、多面的に物事を捉えて『良い』ものに対して向かっていく道筋のことです。ただのスピードじゃない。ただの時短じゃない。ただ安売りすれば良いわけではない。ただ喜ばせれば良いだけじゃない。そして、数字が上がることだけが最適の結果でもない。『自分たちが求める最高の結果は何か?』を分解して、それに向かって着実に、ひとつ一つ丁寧に向き合う。

正解や答えなんてないけれど、最短最適最高ルートを導き出すためには、やっぱり『スピード』があることが結果的に心にも余裕が生まれて、全てがうまくいく要素。
点を線に、線を面に、面を立体に、立体を次元で考えられるように。何のためのスピードなのかを考えよう。

さ、今日も脳みそ使ってこ〜

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